Grub2逆引きメモ
提供: サイバーネットワーク研究所
GPTディスクからBIOS起動する[編集]
GPTディスクはUEFI起動するのが通常ですが、BIOS起動も可能です。
device.mapの記述の意味が知りたい[編集]
/boot/grub/device.mapは、grubが使用する装置名とデバイスファイルの関係を表現しています。 例えば、以下のように記述されています。
$ cat /boot/grub/device.map
(hd0) /dev/disk/by-id/ata-MB0500EBNCR_WMAYP6461429
(hd1) /dev/disk/by-id/ata-MB0500EBNCR_WMAYP6985324
(hd2) /dev/disk/by-id/usb-BUFFALO_ClipDrive_A120000000011983-0:0
ここで第1フィールドの「(hd0)」などはgrubが使用する装置番号であり、第2フィールドのデバイスファイルにマップしています。 ここで使用されているデバイスファイルは、シンボリックリンクです。 以下のように、実デバイスファイル(/dev/sdaなど)に割り付けられています。
$ ls -l /dev/disk/by-id
...
lrwxrwxrwx 1 root root 9 4月 28 11:07 ata-MB0500EBNCR_WMAYP6461429 -> ../../sda
...
lrwxrwxrwx 1 root root 9 4月 28 11:07 ata-MB0500EBNCR_WMAYP6985324 -> ../../sdb
...
lrwxrwxrwx 1 root root 9 4月 28 11:07 usb-BUFFALO_ClipDrive_A120000000011983-0:0 -> ../../sdc
...
/dev/sdXのようなデバイスファイル名は、SATAの配線を入れ替えたり、USBメモリを挿入するソケットを変更したりすると変わってしまいます。 これに対し、上記のidは機器固有のものですので、/dev/sdaが/dev/sdbに変わったとしても、idは変わりません。 そのため、例えば新しいハードディスクを追加するような変更があっても、grubの動作が保証されます。